スケルトンリフォームのQ&A

 

満足いくスケルトンリフォームをするポイントは?
現在の住まいへの不満を書いてチェックシートをつくることをおすすめします。漠然としたものが整理されて、スケルトンリフォームする箇所の優先順位や配分も決めやすくなります。また、建築雑誌等、本やインターネットで情報を収集して、イメージを伝えやすい写真などを切り取ったり、プリントアウトするなどして打合せに活用してください。住宅設備機器の場合は、ショールームに行って確認しておくのも失敗のない為のポイントです。
古い木造住宅の建て替えをするのとスケルトンリフォームするのとではどちらがいいですか?
建築基準法上、建替え可能であれば新築の方が優遇措置も多くお得な面は多いです。まず新築の場合、耐震・耐久・断熱の書類審査と現場検査を行い性能保証が付きます。そして住宅瑕疵担保履行法により最低でも10年保証が約束される為、低金利の借入れ(フラット35等)が使えたり税金面でも優遇があったりします。

保証書類のお墨付きが付き借入れなどがしやすくなります。一方、スケルトンリフォームの場合は全ての構造をやり替えるわけではないので保証が付くことはなく、借入れや税金面で優遇される内容が少なくなります。しかし、建替えするのにも道幅が狭く法規上の接道が取れなかったり、建ぺい率で建て替えすると家が狭くなったり、現行の建築法規では確認が取れなくスケルトンリフォームでしか考えられないケースがあります。

建築確認なしで手がつけられるのはスケルトンリフォームの利点で、長期保証こそつきませんが、シロアリや防水工事、設備機器等には2~5年の保証がつきますし、保証期間が終えてもお施主さんと共に我々がメンテナンスして行きます。新築と同等に維持管理していくことになりますので安心してお住まいできると思います。
新築に対してスケルトンリフォームの満足度はどれぐらい期待できますか?
弊社でスケルトンリフォームを行った多くは、建物が30年、40年経過するもので、当時の造り手によって様々であって、また老朽の度合いでも違いとても難しくなります。でも既存建物をしっかり検証し、一つ一つ問題点をクリアさせ新築の項目通りスケルトンリフォームをして行けば満足度は新築に限りなく近づきます。

弊社のスケルトンリフォームのやり方は、最初に建築診断を行います。建物寸法、写真を撮りながら腐朽箇所、耐震性の弱い箇所を見極めていきます。そして現状の建物図面を起こし、新築する時と同じ基準で構造、断熱、換気などを考え、電気図(コンセント、スイッチの位置)、設備図等も詳細図面を起こします。施工では弊社の場合、解体作業を大工が行います。スケルトンリフォームは壊すところから造る工程が始まり、設計段階で構造検討をしていながらも、現場からも現況に対応した最良の方法であるか大工の相談もあります。

全てが三位一体の仕事ができて、ご提案内容も広がり設計の自由度、長期的な安心感につながっています。そして設計図書、写真などを永久に保管し、将来的なトラブルやメンテナンス、改築にも対応できるように、スケルトンリフォームとしての価値、満足度を感じていただけることと思っています。
住みながらでも工事できますか?
部分部分で養生をして区分場所を変えながら工事する方法はあります。規模や間取りにもよりますが、大掛かりな修繕の場合、防犯上、また災害上危険の無い状態で生活できることを検討しなければなりません。

工事箇所の移動ごとに荷物移動、工事の二度手間、給排水・電気の切り替え作業があり、日々落ち着かなく金額も余分にかかり返って仮住まいの方が金額面や生活面で楽なことがあります。仮住まい等、ご心配でしたらこちらでお探しすることもできます。いずれにしましても、まずは悩まず、ご相談いただき最適な方法をシミュレーションしてお打ち合わせさせてもらいます。
スケルトンリフォームの工事は何日くらいかかるの?
工事にかかる日数は、スケルトンリフォーム内容や建物の状況によって違いますので一概には言えません。目安としまして、簡単な内装工事で一週間、ユニットバス、システムキッチンの交換等の設備工事で7日~10日、それら一式の内装工事と設備工事を合わせて行った場合で3~4週間、更に間取り変更を行い内外改装で2~3ヶ月ぐらいかかります。

ほか外壁の塗り替え工事は7~14日、太陽光発電の設置工事に4日ぐらいが目安の工期です。(いずれも日祭日を除く実働日数。外部は天候不順日は除きます。)また、ごく稀に解体を行い問題が見つかることもあり予定より工期がかかることがあります。
住宅のスケルトンリフォームで間取りの変更は自由にできますか?
30年~40年も経つ家になると構造の面で難しくなってきます。しかし、スケルトンリフォームのご要望が多いのはこのクラス、構造壁や梁をチェックし更に補強をおこない、間仕切り壁を安全に動かせることを検討します。現況をしっかり調査し、現況図面を作成して検討することにより間取りの自由度が大きく広がります。スケルトンリフォームだからと言って耐震性やプランを妥協することはないと思います。お任せ下さい。
道幅が狭く建物も敷地いっぱいです。スケルトンリフォームできますか?またどの程度のスケルトンリフォームが可能になりますか?
隣地との幅が足場が建てられる幅があればスケルトンリフォームも可能です。道路幅が狭くても手運びで作業します。小運搬費用がかかりますので現地を調査して最適な方法を検討します。あと進入路が私道のケースが多いので近隣にご理解いただくことと給排水、電気、ガスなどの付帯設備の経路を調べます。何かで工事中断となっては大変なことになります。しっかりとした下調べが必要になります。まずは、基本計画を立てる為に建物診断、敷地調査をすることをお薦めします。
増築で家を広くしたいのですが、どこまでできますか?
増築は基本的に建築確認申請が必要になります。それに伴い既存の本体の建物も確認申請の対象となります。既存と増築と併せて建ぺい率オーバーにならないように計画しなければなりません。また2階建てに3階を積むことはほぼ不可能です。基礎など2階建てに設計されたものは構造上3階建てに耐えるようには作られていないからです。構造上のこと法規上のことが絡みますので一度ご相談下さい。
今の家はとても寒いのですが、スケルトンリフォームをして暖かくなりますか?
弊社のスケルトンリフォームの考えは、構造、断熱も新築をベースに長期維持管理ができることで設計します。施工中でも痛んでる基礎、柱をチェックし気になるところがあれば修繕して行きます。断熱に関しても小さな断熱の隙間があるだけでも、効果が下がるので注意しながら施工します。できるだけ高気密を取り、高齢者にも優しい作りを目指します。
リビングが狭く水周りを広くしたいのですが何かよい方法ありますか?
工夫により広くなります。既存の家の間取りはLDKや居室を区切り部屋数を多く取っている為、それがかえって使いにくくしています。それらの区切られた部屋の間仕切りを変更してLDKを広くしたりします。またキッチンなど、現行品は引出し式が主流で古い物と比べると数倍の収納力があります。

押入や物入の扉は3本引きで2.2mの高さまで開口スペースが取れて収納力をUPさせることができます。収納力をUPすることで居住スペースを広く取ることができます。また廊下が長かったり多く取ってあったり、上手くトレードしてあげれば洗面、お風呂、玄関などが広くなります。
現在タイルのお風呂ですがスケルトンリフォームするにはどのような方法が考えられますか?
簡単にタイルを貼り替えたり浴槽の交換は可能で比較的小規模でスケルトンリフォームできます。しかしできれば、ユニットバスをお勧めします。ユニットバスは数年前までデザイン性や質感などで嫌がる方もおられましたが、最近のものはバリアフリーで、お洒落な壁材に目地が少なく排水口と共に掃除しやすく設計されています。

しかし、水周りの改修の本当の意味では、浴室の改修は建物の寿命に大きく影響します。雨漏れや特別な水気の浸入以外、建物で必ず最初に痛み始めるところがお風呂や洗面です。木造の構造は湿気があることで腐朽がはじまりシロアリに荒らされます。外見は比較的綺麗に見える建物でも、解体すると想像もしていなかった状態が目に飛び込みます。

スケルトンリフォームすると湿式のお風呂は腐食していることが多いのです。そこでユニットバスが登場しました。今の物は使い勝手がとてもよく、段差がなくよい位置に手摺がついていて、丁度ひざを曲げたあたりの高さに浴槽があり、入浴しやすく腰掛やすくて出やすい、とても安全な優しい作りです。温度差が少なく空調面でもバリアフリーで全てがご年配にとって心配りのある設計です。最近のユニットを一度ご覧になってみて下さい。
和式トイレを洋式トイレにしたいのですが?
現状の床や便器を全て撤去してつくり直します。洋式便器を取り付けるのにあたっては排水管の位置なども考慮する必要があります。最近では、狭い和式トイレの洋式へのスケルトンリフォームに適応する便器・タンクのセットや、ある程度の排水位置に対応できるスケルトンリフォーム便器があります。また、あわせて洗浄暖房便座を取付されたい時は電源(コンセント)が必要になります。
家が古く震災に不安を感じます。スケルトンリフォームで新築に近い耐震基準にできますか?
昭和56年の建築基準法改正で地震に対する建築基準が見直され地震に対する基本的な内容が確立されてきました。それ以前の建物は、建築主の考え方でまちまちな手法を取っています。そこに老朽化が進んだからと言って単純に材料を新しくしただけでは災害に対する備えは万全ではありません。床下の換気、柱の補強、外壁の補強など簡単にできそうな改善商品があるようですが個々の建物に対して全く根拠の無いことです。

現在の建築基準法では、新築の耐震基準は整備されていますが、スケルトンリフォームに対する耐震基準は、ケースバイケースの掴みどころのない状況で、スケルトンリフォームは業者の判断になります。見つ積もりの内容や施工方法の詳しい説明を受け、納得して工事をお願いすることです。
階段が急で2階の上り下りが大変です。改善方法はありますか。
エレベーターを設置する方法もありますが災害時には使えませんので、別に階段は必要になります。スペース的な問題が一番になりますので、階段を生かすことをお薦めします。建物が20年以上経過したものになると、蹴上げがかなり高くなっています。

20cm以上になるとかなりきつく、その場合たぶん踏みしろも少なく、踏み外したら大変なことになります。改善方法は階段スペースを前後に伸ばして階段周りの設計を見直すことになります。階段は、柱や梁も交差して重要な部分ですので充分検討な検討が必要になります。段数が増えても蹴上げは19cm未満にして手摺をつければ危険度は解消され負担もかなり少なくなります。
いろいろ相談はしたいのですが、問合せした後、いろいろと営業してくることはありませんか?
弊社は会社都合の販売目的だけの仕事はしておりません。ご依頼されても、そんな進め方はしておりません。それは、工事に入ってもお引渡ししても同じです。技術的なプライドを持って、お客様の立場で進行させてもらいます。西井工務店の企業理念がそこにありますので、お約束できます。

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見た目だけでなく、基本から見直す

弊社では二世帯変更リフォームや、建て替え不可の土地に建てられた家を蘇らせるスケルトンリフォームに加え、完全フルオーダーの注文住宅など、敏速な対応・ご相談に応じることが可能です。妥協のない工程が施工事例の写真でもわかっていただけると思います。
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