家を建てるのにいくらかかる?

いくらかかる?

「坪単価+解体費用+諸経費+仮住まい+その他?」「契約後の追加、追加、想定外の諸経費や家財。」

キッチンの色を変えたら追加、少しプランを変えたら追加、エアコンの費用を考えてなかった‼ など予定していなかった物と追加変更などが積み重ねなって、かなりの費用がかかってしまったと言うことでは不安です。

新築やリフォーム工事って、いくらかかるのか、わかりにくいですよね。 このページでは、家を建てるのにいくらかかるのか、できるだけ解説していきます。

新築の総費用

1.見落としがちな建物本体の費用以外の項目

新築もスケルトンリフォームも、建物価格の他に家具、カーテン、消費税、仮住まい、引っ越し費用がかかります。

ご用意できる総金額から、それらを引いて建築費用を算出させます。100万でも予算が上下すると、プランや建物形状の設計者からのご提案は大きく変わります。

概算で考えて、予測できない費用は質問して下さい。建物本体の費用以外に、つかみにくい項目として、地盤補強(新築の場合/地盤調査判定)、解体費用、水道ガスなどの道路からの引込み工事などがあります。どれも、発生すると大きな金額になり得る項目です。

●地盤補強
敷地にボーリング機械のような重機を入れ、土地の地盤状態を測定します。

近隣データからおよそを想定することもできますが、心配な時は先に測定します。調査費5~8万円
既存建物がある場合は、近隣データから金額を概算計上しておきます。平均(50~100万円)

●解体費用
建物本体のみでなく、塀や物置、土間など解体する箇所をはっきりさせて見積もりに含めます。
後々、「ついでにここも、あそこも」となれば、当然、追加費用が発生します。平均(150~200万円)

●水道ガス
現在の水道口径が小さかったり、引込経路が別の土地を跨いでいたりすると引込をやり直さなければなりません。
引込み道路から引込みますので、道路掘削など50万円前後~、距離によっては100万円単位の負担が発生します。
※アパート計画、多世帯の建物は、水圧の問題で口径変更は考慮しておいて下さい。
総予算 3000万円 100%
建物本体 2140万円 70~80%
追加工事(床暖房他) -万円 0%
照明 -万円 0%
外構工事 100万円 3%
解体工事 150万円 5%
引込工事(水道、ガス) 60万円 2%(必要か確認)
地盤補強 60万円 2%(必要か確認)
仮住まい 別途万円 (建替えは必要)
引っ越し(ごみ処分) 別途万円
エアコン(全室) 50万円 2%
家具、カーテン、有線 15万円 1%
建築確認申請 50万円 2%
消費税 8% 210万円 7%
登記料 25万円 1%

スケルトンリフォームの総費用

2.まず、スケルトンリフォームとは

車、時計、衣服、かばん等の長年ご愛用の物を、当時の姿に蘇らせて使いたい、それをできる限り再生していく作業にレストアと言う言葉があります。車のレストアの場合、色あせたり、錆びついた車体に上塗りするのではなく、今までの塗装を剥離して、錆取りを行い、穴やへこみを素地から直し、電気配線、エンジン、ブレーキなど、全てを新しくして、新車と同じ工程で、塗装まで仕上げていきます。ビンテージカーなど、レストアの工程で当時の新車のお値段以上にお金をかけて再生することもあるようです。車の場合、希少性もありますが、そのものを何としても甦らせたい気持ちから行うことで、スケルトンリフォームの作業工程も衝撃的なものです。

車のレストアに例えたお話でしたが、スケルトンリフォームは、今の時代にマッチングさせ、耐震性、耐久性、高気密高断熱、24時間換気まで現行の新築住宅の技術を可能なところまで取り入れます。表面的に改装するリフォーム、リノベーションとは全く違うものなので、ご依頼頂く古家の構造、傷み具合、ご要望や立地場所など、工事の取組み方も異なってきます。

現場調査を行い、設計見積もり段階で、基礎、柱、梁、基礎なのど構造体の見直し、ライフラインのやり替えまで、あらゆる箇所を残さず検討します。安全性に繋がる箇所は、もちろん、断熱性能、耐震性能も、現行の新築住宅と比較できるところまで性能を検討していきます。それもお客様としっかり打合せを行って進めて参りますので、とことん質問を投げかけて工事内容を理解して下さい。

一般的なリフォームとスケルトンリフォームは、リフォームと言う言葉が入りますが、全く異なったことで、可能な限り建物の機能を現代の物に近づけ甦生させる目的があります。昔の建物は、隙間風が吹き込み、それが換気にもなって住み心地の良さがありました。現在の建物は、断熱サッシ、断熱材で高気密高断熱でもって省エネ住宅にして、温度変化の少ない環境を建物の造りとしています。ですから、今の材を使ってリフォームするにも部分的な改装では、古家と合わない考え方になり、不合理な建物を造ってしまうことになります。

いわゆるスケルトンリフォームは、建て替えのできない再建築不可能な場所でも、できる限りのことをして機能を甦させられるという取組みで、我々としては、単なる交換工事とは違って、最も難しい新築の分野として、しっかり一線を引いて考えております。

3.見積もりや明細の確認、工事の説明をしっかり受けましょう

リフォームの見積もりで、ヘイベイ単価(若しくは、坪単価)で○○万円/㎡といった見積もり提示する会社様もあるようで、お客様に計画の目安としてわかりやすいかもしれませんが、坪単価のくくりでの解答は、全くあてにはなりません。

浴室改修だけを例にとっても、躯体や配管が全く腐食していない場合とかなり劣化している場合とでは、工事費に大きな違いが出ます。業者が最初から、これだけかかりますと坪単価などで言い切れるということは、とても怖いことなのです。状態によっては、躯体を直し配管を整えて、大きなものを設置する為に整備しなければなりません。見積りまでには、調査も終え金額はでますが、それでもリフォームの場合100%検討した通りの工事にはなりません。想定外の嵐がリフォーム工事です。予めセット金額として設定している会社様などは、想定通りのことしかしないこととして仕事をすることになります。 リフォームには保証がありません。保険機関に加入して保証制度を設けているところもありますが、原因が判明しても、全てをカバーするものではありません。大手企業など、大勢で業務する会社などは、そういった方法で、リフォーム業を行っておりますが、会社の考え方なので否定するつもりもありません。

ということで、見積もりが明確で、各項目がしっかり明細としてあることを確認します。そして、わからないことがあれば、しっかり施工方法、金額など質問して下さい。取付方や作業のし方、それに関しての手間代はどうなのかなど。そうすることによって、だんだん自分の家がどう出来て行くのかわかって来ます。

4.さて、スケルトンリフォームのことがわかってきたところで、実際いくらかかるか考えてみましょう?

ところで、本題の「いったいいくらかかるの?」ですが、即答は本当に難しいのです。現況の傷み具合、ご要望のプラン、小運搬など無いか?、現況からの大幅変更はないか?(増築など) まず、現場を見ておよそですが検討は付きます。正確には一度お見積りしてみなければわかりません。 今まで、工事を行った統計を、結果から下のグラフ票で表してみました。

いくらかかる?

横軸=工事建物の床面積。縦軸=工事内容によって坪割したもの前に説明した通り、注文していただくお客様に対して坪単価では表せませんが、今まで行った工事より、工事内容別で総費用を坪数で割ってみたものをグラフにしてみました。 建物の劣化が軽度のもの。

坪20万~(縦)建物の劣化が激しく、プランの変更内容も大きい。坪50万(縦)完成内容は、設備機器のメーカーは多少違っても、同等グレードのもので比較しています。

ということで、完成は同等グレードなのに、もともとの建物状態の違いで坪単価の開きは、坪20~坪50万もあります。 それだけ、基礎、構造、断熱についやす内容の開きがあり、劣化の激しい物は、それだけ金額がかかります。
総予算 1600万円 100%
建物本体(解体、基礎補強含む)  1370万円 80~90%
追加工事(床暖房他) -万円 -%
照明 -万円 0%
外構工事 50万円 4%
引込工事 -万円 (必要か確認)
地盤補強 -万円 (必要か確認)
小運搬(狭小敷地、進入口) -万円 -%(必要か確認)
仮住まい 別途万円
引っ越し 別途万円
エアコン(全室) 35万円 2%
家具、カーテン、有線 10万円 1%
設計費用 15万円 1%
消費税 8% 120万円 7%
登記料(ローン使った場合) -万円

【その他、プラスになる項目】
・地盤が弱い、基礎の状態が悪い、道幅が狭く小運搬の必要がある
・現況から大幅なプラン変更をしたい、増築部分がある

床面積20坪以下の建物の場合、総額は、ほとんど下がりません。

いかがでしょうか、
参考になりましたでしょうか。
簡単に考えて頂けるように表を作ってみたのですが、わからない方は、是非お電話にてご相談下さい。

見た目だけでなく、基本から見直す

弊社では二世帯変更リフォームや、建て替え不可の土地に建てられた家を蘇らせるスケルトンリフォームに加え、完全フルオーダーの注文住宅など、敏速な対応・ご相談に応じることが可能です。妥協のない工程が施工事例の写真でもわかっていただけると思います。
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