注文住宅　練馬区　西井工務店

練馬区平和台から環八道路と平行して西側に田柄通りが走り、そして更に奥に、グリーンベルトと呼ばれる光ヶ丘から陸上自衛隊練馬駐屯地へ向かって伸びる生活道路があります。付近には古く商店街が栄え、それを支えるように巣鴨銀行田柄支店が中心にあります。

その向え側、濃紺に赤いアクセントの建物が花屋さんのフラワーポケットヨシダさんです。以前の商店街は、夏祭りがあったりなどしてもっと賑わいましたが、近年、大型店舗などの出店で人の流れが変わり、お店の数まで少なくなりました。そんな時代の変化も感じさせない、明るく活気のあるフラワーショップヨシダさんです。

花のことならなんでもお任せ下さいと言った、どこかで聞いたようなフレーズを自作してしまいましたが、そんな頼もしさを感じてしまう、地元で評判の高いお店です。

計画の概要は、1階が店舗と賃貸住宅、2階は賃貸住宅。グリーンベルトの中心位置でもあるこの場所で、商店街が明るく街並みに溶け込む外観、シンプルでも人目が引くような建物の雰囲気をコンセプトとしました。

建物の具体的な構想は、店舗部分について、道路側に切り花を置き、その角に大開口の窓を、店舗内から四季綺麗な花が覗けるように設定しました。また店舗の中を潜って中庭の方に抜けると、本格的な庭園も造れるような園芸材料を置いて、植物に関する何でもが、ここへ来ればわかるような設定です。

賃貸部分については、有楽町線の駅から自転車で５～10分といった距離で近いとはいえませんので、ワンルーム6戸を全室対面キッチン、ロフトなどを設け、花屋さんが住まいにあって、陽当たりが良く、設備、収納の申し分のない設計としました。

開店後は、空室もなくお店も賑わい、お仕事がら四季には左右されても、景気には左右されない素敵なお店となりました。

提案内容

こだわりとして、外壁の色はいくつか微妙な色の違いをサンプルで作り検討しました。
大きなサンプルを何種か用意して自然光の中での映り具合を確かめ決定し、階段を組んだ骨組みに赤いアクセントを入れてみました。

あまり派手にしてしまうと、お店の花の映りを殺してしまうので、言わば絵画の額縁的イメージで外観を検討しました。店舗は、できるだけ窓を大きく取って北側でも明るく、お花教室も開催されているので、店の中の間仕切り壁を可変させて部屋面積を自由に調整できるようにしました。

お客さまとの出会い

地元（練馬区田柄）で慣れ親しまれている花屋さん。
花のことを一言質問すると、二つも三つも返答があっていろいろ教えてくれるフラワーポケットヨシダ様。花がお客さんの手に渡ってからのことも気を配ってアドバイスしてくれる。

少しでも長く綺麗に咲いててほしいという心配りが伝わります。
どんな仕事でも、真心を売る基本姿勢が、長い期間お客様に愛され、お店が守られてきたのだと感じます。

私たちは、いつも素晴らしいお客様に出会え、手掛けさせていただけたことをとても嬉しく思い感謝いたします。

ヨシダさんのフラワーアレンジメント作品

数々のコンテストに出展されているヨシダさんのフラワーアレンジメントの作品。幾度か入賞を果たされています。